この度「Aquaculture Research」誌に当センターURAが教員と共著にて投稿した論文が掲載されました。
掲載された論文の概要は以下の通りです。
●掲載号
”Aquaculture Research, vol. 2024, Article ID 9411516, 7 pages, 2024.
●論文タイトル
Producing Supersaturated Dissolved Oxygen Seawater by Photosynthesis of Ulva sp. and Its Applications
●著者
海洋エネルギー研究所池上所長、平山シニアURA 兼 海洋エネルギー研究所特命教授、浦田技術専門員、楠本技能補佐員
【概要】
生産効率の高い不稔性アオサを用いたバイオマス生産の新たな価値を創出するため、伊万里湾沿岸から培養安定性の高い不稔性アオサを選抜し、不稔性アオサの光合成による高濃度の溶存酸素を生成する条件を検証した。その結果、見出した培養制御条件では、3時間後に溶存酸素が空気下での飽和濃度の約3.8倍に達することや、得られた過飽和溶存酸素海水を適切に密封すれば、この高濃度の溶存酸素濃度を維持できることがわかった。これらの知見を元に溶存酸素の要求度が高いカキの陸上養殖と不稔性アオサの培養を同時に行う新たなシステムを提案したもの。
●公式HPからの紹介(WILEY Online Library へのリンク)
https://doi.org/10.1155/2024/9411516
以上