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HOME >  新着情報 > 理工学部・田端正明特任教授の論文がIF=8.1のWasteManegement誌に掲載されました。

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2023.11.06
アウトリーチ

 理工学部・田端正明特任教授の研究室では、建物解体時や災害発生時に排出される廃建材に含まれるアスベストを簡易に検出する方法の研究開発に取組んでいます。

この度、その成果を集約した論文が廃棄物処理分野では著名なWasteManagement誌(Impact Factor=8.1、CiteScore=15.1)に掲載されました。

 本論文では、従来から田端研究室で研究開発を行っているメチレンブルーやエリスロシンという一般的な色素を用いて廃建材表面を染色し、顕微鏡観察によって表面付近でのアスベスト含有の有無を判別する手法について、実際の建物解体現場から排出された34種類の廃建材を用いて、検出の精度を検証した結果をまとめたもので、公定法と比較した場合、XRDを用いる方法と比較した場合、それぞれについて高い精度で判別できることを示しました。

 

              記

 

1.本論文について

 

Masaaki Tabata, Ryota Haraguchi, Mitsunori Yada, Tomoya Umehara, Mizuha Furukaw,

"Clear and simple detection of asbestos stained with two dyes for building materials collected from disaster and demolition sites using a streomicroscope", Waste Management 171 (2023) 653–661

※sciencedirect.com上のオープンアクセスは下記からご覧下さい。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0956053X23005846

 

2.田端特任教授の研究者情報について

佐賀大学教員活動DBへのリンクは下記となります。

https://research.dl.saga-u.ac.jp/profile/ja.5b3aca7a710a2f0f.html

 

以上