URAの重要な柱の1つとして、競争的資金の申請書作成に係る支援業務があります。
　これは研究内容を専門外の審査員にも分かりやすく説明すること、また、公募要領に示された募集条件をより適切に満たす様にすることを目的としており、具体的には以下の作業が挙げられます。

　科研費を始め公的な競争的資金、財団系の研究助成等、複数の審査員による申請書の査読・評点を経て、採択/不採択が決定されます。その審査の際に、必ずしも申請内容と同じ専門分野の審査員の査読を受けられるとは限らず、専門外の人にも研究内容が分かる書き方に基づいた申請書の作り込みが採択率向上のため必要となっております。しかし、研究者の視点からだけでは、通常の論文投稿や学会発表等で行っている専門的な説明から、脱却することは困難な場合もあります。
　そこで、様々な学術的背景を持ったURAが申請書案を査読することで、分かりにくい所や説明が不足している箇所を見出すことができ、研究者とURA間で指摘と修正を行う往復作業を通じて内容が洗練されて行くことで、専門外の審査員にも分かりやすい内容となること、ひいては採択率を高めた申請書が完成することが期待されます。
　URAの添削によってなされる主な指摘は下図の様な項目が挙げられます。

申請書の添削も重要ですが、その段階以前に申請する研究テーマについて、独自性や新規性等に乏しいと判断される場合、再検討や見直しを図る必要がある場合があります。
　このような際は、研究者とURAとで、比較的自由な雰囲気でのディスカッションを実施し、研究テーマや研究内容を再検証し、別な視点から新しい発想を展開することによって、より訴求力のある研究テーマを設定することが期待されます。
　URAとのディスカッションでなされる主なコメントは下図の様な項目が挙げられます。

　競争的資金の申請全般に係り、以下の様な事項への支援も行っています。

• ●申請したい研究内容に適した競争的資金の探索や紹介
• ●申請に係る学内の事務手続きについての確認（学術研究部との連携）

　現在、具体的に競争的資金を獲得したい研究テーマがあり、URAによる1から３のような支援をご希望の方は、下記フォームよりリージョナル・イノベーションセンターにお申込み下さい。 　お申込内容を確認後、URAからご連絡致します。