本研究の副次的な成果として、経済学部生へのデータサイエンス教育を挙げることができます。2022年度の研究期間に、経済学部2年生を研究補助のアルバイトとして雇用し、経済学部の授業で習得したデータ分析のスキルを実践する機会を提供しました。さらに学生の希望に応じて、言語データの解析手法を学ぶ機会を提供しました。 

経済学部生の大石凌と河谷柾輝は、2022年度に、研究補助のアルバイトとしてアンケート調査の実施、データセットの整備、データ分析の作業に従事し、2023年度に、研究補助のアルバイトで培ったスキルやノウハウを活用して、自主研究に取り組みました。そして、2023年11月10日、第32回アジア経済シンポジウム(the 32nd Asian Economic Symposium)の国際学生プレゼンテーション大会(Student Summit)にて、研究成果の報告を行いました。 

《学生本人によるコメント》

大石凌 「先行研究を英語で読んだ経験はありましたが、自らの手でデータを分析して英語で報告するは初めてで、慣れない作業に苦労しました。特に英語の文語と口語の使い分けが大変でした。河谷君と谷口先生と、データの分析方法や分析結果の解釈について議論することで、研究内容を充実させることができました。最後まで一緒に悩んで考えてくれた河谷君と、不慣れな分析作業と英語の翻訳について献身的にサポートしてくださった谷口先生に、改めて感謝の言葉を送りたいと思います。ありがとうございました。」 

河谷柾輝 「このようなイベントに参加したことがなかったため、データ収集、分析などほとんど全ての作業で苦戦しましたが、担当の先生のご助力により何とか発表することができ、良い経験になりました。今回の経験を通して、出来なかったことも数多くありましたが、この経験をここで終わらせず、これからに活かしていきます。」 

参考情報
[1] 佐賀大学広報室プレスリリース「経済学部生5名 国際学生プレゼンテーション大会にて研究報告
https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2023120531670

研究補助のアルバイトの様子①
研究補助のアルバイトの様子①
研究補助のアルバイトの様子②
研究補助のアルバイトの様子②
国際学生プレゼンテーション大会での研究報告①
国際学生プレゼンテーション大会での研究報告①
国際学生プレゼンテーション大会での研究報告②
国際学生プレゼンテーション大会での研究報告②
国際学生プレゼンテーション大会の参加証明書①
国際学生プレゼンテーション大会の参加証明書①
国際学生プレゼンテーション大会の参加証明書②
国際学生プレゼンテーション大会の参加証明書②
写真(一部)提供:佐賀県観光連盟