2024年3月15日(金)にSAGAアリーナで開催された「SAGA TSUNAGI コンベンション」の分科会において、「アトピー性皮膚炎における痒みに対する治療薬の開発を目指して」と題し、発表いたしました。
アトピー性皮膚炎は、強い痒みを伴う慢性の湿疹疾患であり、若年者を中心に多数の患者が存在します。私達は、アトピー性皮膚炎の皮膚で過剰に産生されたペリオスチンが、神経上のインテグリンに結合して痒みの刺激を伝達するとともに、低分子化合物のCP4715がインテグリンに結合して痒みを抑制することを明らかにしました。本事業では、CP4715を元に、治療薬として最適な化合物とその剤形を決定することを目的としています。


※「SAGA TSUNAGI コンベンション」は佐賀県が令和3年度より実施している「TSUNAGIプロジェク ト」の一環として行われたもので、佐賀県内の企業やビジネスパーソン、大学関係者や学生が集まり、体験型ブースやポスターセッション、県内大学での研究・取り組みを発表する分科会、ゲストを招いた講演会とトークイベントを通して、「新たなコトへのチャレンジ」を後押しするイベントです。