- 農学部
高オレイン酸大豆「佐大HO1号」の後継品種の育成
公開日 2024.09.24最終更新 2024.09.24
簡単に
言うと?日本初の高オレイン酸ダイズ品種である「佐大HO1号」のさらなる改良によって「2号」を目指します。
言うと?日本初の高オレイン酸ダイズ品種である「佐大HO1号」のさらなる改良によって「2号」を目指します。
自治体 | 佐賀県 |
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実施部局 | 農学部 |
研究代表者 | 渡邊 啓史 准教授 |
事業分類 | 地域みらい創生プロジェクト(令和5年度) |

研究概要
佐賀県のダイズの単位面積当たりの収量性は気象変動の影響を大きく受けて、減少しています。一方、高オレイン酸のダイズ品種は実需者側から高い評価を得られています。気象変動に対応した多収で、かつ高オレイン酸ダイズ新品種の育成は、生産者からも、実需者からも強い要望として求められており、佐賀大学ではダイズ新品種の育成に取り組んでいます。
研究について
佐賀大学ではダイズに含まれる油脂を構成する脂肪酸の中で、通常では20%程度の含有率を占めるオレイン酸を80%程度にまで高めたダイズ品種「佐大HO1号」を育成し、佐賀県を中心に普及を目指しています。佐大HO1号の持つ高オレイン酸の形質は豆腐や豆乳の原料として利用した場合に、ダイズ固有の豆の風味を抑制できることから非常にユニークな特徴を製品に持たせることができます。佐大HO1号は九州の主要ダイズ品種である「フクユタカ」に近い収量性を示す品種として育成が行われました。一方、気象変動の影響で、佐賀県におけるダイズの単位面積あたりの収量はここ10年で減少する傾向にあります。佐賀大学では、気象変動に対応した高収量性を示す高オレイン酸ダイズの育成に取り組んでいます。
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