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Project

佐賀県果試35号(’にじゅうまる’)の貯蔵期間における品質変化プロファイル解明

公開日 2024.09.10最終更新 2024.09.10
簡単に
言うと?
佐賀県のカンキツ新品種、佐賀果試35号(‘にじゅうまる’)の貯蔵条件の最適化に資する研究を行っています。
自治体佐賀県
実施部局農学部
研究代表者古藤田 信博 教授
事業分類地域みらい創生プロジェクト(令和5年度)

研究概要

佐賀県では晩生カンキツの新品種である佐賀果試35号(‘にじゅうまる’)を2017年に品種登録しました。私たちは佐賀県と連携し、‘にじゅうまる’の高い貯蔵性の特徴を、アミノ酸および貯蔵性に関与する遺伝子の変化に着目して解析を行います。更に、貯蔵中において品質劣化の問題にもなり得る‘貯蔵臭’についても調査を行います。本研究は、’にじゅうまる’の貯蔵方法の最適化や輸出も含めた佐賀県独自の販売戦略に資することが期待されます。

研究について

佐賀県では晩生カンキツの新品種佐賀果試35号(‘にじゅうまる’)を2017年に品種登録しました。そこで、私たちは佐賀県果樹試験場および佐賀県上場営農センターと連携し、「味覚センサーと成分分析に基づいたウンシュウミカン及び佐賀果試35号の長期貯蔵条件」について共同研究を行ってきました。今回は、その成果に基づき研究を発展させるものであり、佐賀果試35号(‘にじゅうまる’)の高い貯蔵性の特徴を、「アミノ酸」および「貯蔵性に関与する遺伝子の変化」に着目して解析を行います。更に、貯蔵中において品質劣化の問題にもなり得る「貯蔵臭」についても調査を行います。

写真(一部)提供:佐賀県観光連盟