• 農学部
Project

地中埋設センサー等を活用した土砂災害前兆の早期検知

公開日 2023.05.24最終更新 2024.09.13
簡単に
言うと?
IoTを活用して,土砂災害犠牲者ゼロの佐賀へ
自治体佐賀県
実施部局農学部
研究代表者宮本 英揮 准教授
事業分類TSUNAGIプロジェクト(令和4年度)
TSUNAGIプロジェクト(令和5年度)

研究概要

土砂災害から命を守る手段として、山林内斜面に小型センサを多数埋設して運用するIoTを導入することにより、土砂災害前兆の早期検知とその社会実装にチャレンジします。

研究について

本研究では、「土砂災害犠牲者ゼロ社会の実現」を目標に、地中の小さな異常を検知できる高性能地中埋設型センサーを開発し、それを山林内に多数埋設して運用するセンサネットワークを構築します。得られたビッグデータに基づき、土砂災害被災リスクをリアルタイムで診断できるAI技術も採用。さらに命を守るための避難行動を支援する、新しい土砂災害アラートシステムの創造と社会実装に挑んでいます。弱電波地帯や電源を確保しづらい山林内でも、気象および地中データの長期の安定収集と、その解析を可能とする統合型IoTプラットフォームの開発と野外実証研究を通して、山間部の農山村生活の安全・安心の向上を目指します。

実際に設置されているセンサー(武雄市)
実際に設置されているセンサー(佐賀市)
実際に設置されているセンサー(唐津市)
写真(一部)提供:佐賀県観光連盟