- 農学部
窒素固定増強遺伝子を導入したダイズの生産性の評価
公開日 2023.05.24最終更新 2023.07.10
簡単に
言うと?自分で肥料を作り出す力をダイズ品種「フクユタカ」で増強
言うと?自分で肥料を作り出す力をダイズ品種「フクユタカ」で増強
自治体 | 佐賀県 |
---|---|
実施部局 | 農学部 |
研究代表者 | 鈴木 章弘 教授 |
事業分類 | 地域みらい創生プロジェクト(令和4年度) |
研究概要
佐賀県農業試験研究センターと共同でダイズ品種フクユタカへ窒素固定増強遺伝子を導入した系統の研究開発に着手。窒素固定増強遺伝子の優位性を示すとともに新品種への展開を推進しています。
研究について
マメ科植物と共生する土壌細菌 “根粒菌” は空気中の窒素をアンモニアに変え(窒素固定)、植物の成長に必要な窒素を供給しています。本研究ではダイズの窒素固定の力を増強させる遺伝子を特定し、日本で最も栽培面積の広いダイズ品種フクユタカへ導入した系統を新たに開発しました。現在、佐賀県農業試験研究センターと共同で研究を進めており、窒素固定増強遺伝子の優位性を示すとともに新品種への展開を推進します。
農林水産省は「みどりの食糧戦略システム」で2050年までに化学肥料の30%低減を掲げており、窒素固定増強遺伝子はそれを達成する素材となり得ます。