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Project

新技術「自硬鋳込み成形技術」を用いたやきものに触れる情報アクセスツール 町中オブジェ「やきもの立体 QR コード」の制作と有田町内への設置

公開日 2023.05.24最終更新 2023.07.10
簡単に
言うと?
「やきもの立体QR コード」から、やきものの町・有田の魅力を発信
自治体有田町
実施部局芸術地域デザイン学部
研究代表者三木 悦子 准教授
事業分類地域みらい創生プロジェクト(令和4年度)

研究概要

佐賀大学肥前セラミック研究センターと株式会社香蘭社が共同開発した「自硬鋳込み成形技術」を応用し「やきもの立体QRコード」を制作。やきものの町・有田のイメージ醸成と新しいやきものの可能性を提示します。

研究について

今後増加が見込まれる国内外の観光客とや若年層を対象に、日本磁器の発祥の地「有田」という、やきものの町らしさを表現し、有田観光協会のホームページ「ありたさんぽ」にアクセスするオブジェ「やきもの立体QRコード」を制作し町内に設置します。オブジェからQRコードを読み取る体験的な楽しさから観光情報に接続することで、有田のやきものイメージの醸成、新しいやきものの可能性を提示します。オブジェ作成には、佐賀大学肥前セラミック研究センターの矢田教授と一ノ瀬特任教授が株式会社香蘭社(佐賀県有田町)と共同で開発した「自硬鋳込み成形技術」を利用しました。この方法は、従来のセッコウ型ではなくシリコン型や再生可能なワックス型を用いて複雑形状品の成形ができるため、陶磁器デザインの可能性を大きく広げることができます。デザイン設計にあたってはCADツールを用い、遠方企業とのデータを介した取り組みも行います。

 

写真(一部)提供:佐賀県観光連盟