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Project

最新の動作解析機器を活用した佐賀県競技力向上プロジェクトー SSP構想の実現に向けてー

公開日 2023.05.23最終更新 2023.07.10
簡単に
言うと?
さまざまな競技で選手のパフォーマンス向上と指導者の指導力アップを目指す
自治体佐賀県
実施部局教育学部
研究代表者井上 伸一 教授
事業分類TSUNAGIプロジェクト(令和4年度)

研究概要

スポーツの練習環境で、身体に付けるマーカー等の拘束もなくAIで各部位を推定してデータを収集する最新システムで計測・解析を行い、競技力の向上に取り組みます。

研究について

佐賀県では国民スポーツ大会SAGA2024に向け、アスリートの育成と県民のスポーツ文化拡大を目的としたSSP(Saga Sports Pyramid)構想を掲げています。本研究では、SSP構想の一環として科学的見地に基づいた選手の育成体系の構築を行うため、佐賀大学に導入した「マーカーレス動作解析システム」を活用しています。練習環境での動きを撮影することで大量のデータを採取することができ、得られた解析データはパフォーマンスの向上や怪我の予防、運動プログラムの構築などに役立ちます。競技の解析データを示すことで、選手には指導者の主観とは異なる技術指導が提供され、指導者は新たな解釈に触れることで指導力アップにつながります。日本では一部の研究機関に導入されているのみで、本事業は国内初の取組みとなります。SSP構想のシンボリックな活動として、佐賀県のスポーツ文化拡大への貢献を目指します。

 

写真(一部)提供:佐賀県観光連盟