- 医学部
魚類乾燥体を利用した次世代型バイオ製造システムの開発
公開日 2023.07.24最終更新 2025.11.21
簡単に
言うと?佐賀発の革新的バイオ技術で、世界のタンパク質危機(プロテイン・クライシス)に挑む
言うと?佐賀発の革新的バイオ技術で、世界のタンパク質危機(プロテイン・クライシス)に挑む
| 自治体 | 佐賀県 |
|---|---|
| 実施部局 | 医学部 |
| 研究代表者 | 青木 茂久 教授 |
| 事業分類 | TSUNAGIプロジェクト(令和4年度) TSUNAGIプロジェクト(令和5年度) TSUNAGIプロジェクト(令和6年度) |
研究概要
世界的な食糧危機(タンパク質不足)の解決策として、魚類の「乾燥帯(干物)」と「魚粉」の特性に着目しました。これらを細胞培養の足場として活用することで、高品質なタンパク質を安価かつ安全に製造する、革新的なバイオ製造プロセスの確立を目指します。
近年、自然災害による農作物の不作や、環境汚染に起因する生物資源の枯渇などにより、深刻な食糧危機、特にタンパク質不足が世界的な課題となっています。本研究では、タンパク質を安定的に大量生産するための新しい細胞培養技術として、「次世代型バイオ製造システム」の構築を目標としています。従来の大量細胞培養法では、高価な生体由来ポリマーや多量のプラスチック素材が必要であり、食糧生産への応用に際しては、コスト面および安全面(可食性)の両面から大規模利用が難しいとされてきました。私たちは、世界中で比較的安価に入手可能な魚類乾燥体である「干物」に着目しました。干物には多量の膠原線維が含まれており、いわば「乾燥した生体ポリマー」として利用できる可能性があります。この特徴を活かし、干物を細胞培養の足場(スキャフォールド)として用いることで、効率的かつ大量に食用タンパク質を生産する新しいバイオ製造システムを着想しました。本研究は、安価で高品質なタンパク質を安定的に供給することで、世界各地の栄養不足の解消に寄与することを目指す、佐賀県発の未来志向型技術です。
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