ブックタイトルリージョナル・イノベーションセンター活動報告書Vol.7

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概要

リージョナル・イノベーションセンター活動報告書Vol.7

2018年11月20日(火)?22日(木)「アグリビジネス創出フェア2018」に出展しました4)アグリビジネス創出フェア2018 平成30年11月20日(火)~ 22日(木)の3日間、東京ビッグサイトでアグリビジネス創出フェア2018が開催されました。このイベントは、全国の研究機関や企業の有する農林水産・食品分野などの最新技術や研究成果を紹介する、農林水産省が主催する「技術・交流展示会」です。今年度は開催期間中に約38,000人の来場者がありました。 今回、本学からは、三つのテーマで出展しました。 理工学部の三沢達也助教が「プラズマを利用した殺菌消毒技術で菌やカビを殺菌し、農作物や食品の品質劣化を防ぎます。」とのタイトルで研究成果であるプラズマによる殺菌処理技術を出展しました。この技術は、種子や粉末状の食品材料、かんきつ類などの農産物の殺菌処理に有効で、蒸気殺菌よりも低温での処理が可能、薬品の残存が無く、風味や栄養素の劣化が少ない、細菌の薬剤耐性の発生が無く、乾燥環境下での殺菌処理が可能など、既存の殺菌方法にない特長を持っています。 「機能性成分イヌリンを豊富に含むキクイモを活用した食品、栽培技術、新系統を開発」とのタイトルでの農学部の松本雄一講師によるキクイモの新系統「サンフラワーポテト」の出展です。ブースではサンフラワーポテトの展示、それを原料とした健康茶の試飲を行い血糖値の上昇を抑え、腸を整える効果をアピール、また自治体、企業大学の連携によるキクイモの商品化による健康都市づくりの活動を紹介しました。 「昆虫を用いる抗ストレス活性測定をシーズとした事業プラン」は、農学部の早川洋一教授による寄生蜂の宿主であるアワヨトウが、寄生されてもストレス耐性を獲得して生息を続ける研究成果から、アワヨトウを使った抗ストレス成分の評価法を開発し、それを用いて抗ストレス機能性物質を発明・発見した。本シーズを活用して、抗ストレス活性を持つ食品の開発や抗ストレス機能成分の探索のためのストレス状態分析サービスを提供するビジネス事業プランを紹介しました。 会場内の本学出展ブースには、来場者が多数立ち寄り、名刺交換と質疑応答がなされたほか、具体的な課題に対するこの技術の適用可能性や今後の展開について質問される方もありました。今回の出展をきっかけに、新たな産学連携や研究の発展に繋がることが期待されます。出店ブース風景─ 6 ─2.活動状況 (1)イベント、講演会等