ブックタイトル佐大_産学・地域連携機構vol_6

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概要

佐大_産学・地域連携機構vol_6

【平成29年度の取組】①佐賀県の交通事故ワースト1対策に全国データとの比較が必要であるが、我が国最大の交通事故ビッグデータ(2,062万件以上)を有する、(公財)交通事故総合分析センター(ITARDA)の客員研究員として、全国大会で報告及びシンポジストとして協議を行った。②脳卒中後遺症患者の運転復帰支援のために、運転リハビリテーションとして、自動車学校の協力を得て実車運転を5 回に渡り行い、運転再開が可能となった。③上記患者に多く見られる片麻痺、特に右麻痺の方は、ペダル・ハンドル操作に問題が生じ、その解決のため左足ブレーキと左手用スピナーノブでの習熟を計るため、自動車学校教習車への装置取り付けを支援し、当該患者の方の運転復帰とその準備に効果を上げている。④高齢者の健康寿命延伸に障害となるフレイル対策の為に、健康教室を開催し、その測定、及び分析を行っている。(大町町、副島整形外科と共同で実施、及び武雄市と計画中)⑤同様に転倒対策として、運動習慣形成と認知機能訓練の両方に効果のある、「またぎマス」の開発を、吉野ヶ里社協、西九州大学と共同で実施し、特許申請と製品化を予定している。【成果等】①認知症の知識と支援への理解を深めるため、認知症サポーター養成講座を、これまでの2,000名を越える方に加え、今期はその範囲を更に拡大することが出来た。②佐賀県の交通事故ワースト1脱却のための、データ解析を行い、日本全体のデータ分析を行うと共に、佐賀大学学生の自主的参加を得て、各地域でのハザードマップ作成など継続して行い引き続き交通事故防止の啓発を行っている。③自動車学校や佐賀県指定自動車学校協会とのコラボレーションが進展し、運転者再教育や、運転リハビリテーションの開発を先進的に行うことができた。④認知症の予防において効果がある高齢者の運動習慣形成を体力維持のための地域における活動を推進し、その間で得られたアイディアを特許化、製品化に至る開発を行うことができた。【今後の課題】 本事業及び関連して開発が行われている、運転評価尺度(日本初)、先進的な実車運転評価のプログラムなどの成果を製品化して普及させ、より具体的な地域医療活動に貢献する。図3.実車運転評価プログラム開発協力:熊本高専、データ・テック、NTT ドコモ、エルモ社佐賀自動車教習所、大町自動車学校図5.転倒予防、認知機能訓練器吉野ヶ里社協、西九州大と共同図4.他者運転評価尺度日本版 フロリダ大学と共同開発日本損害保険協会助成130.3146130.3148130.315130.3152130.3154130.315633.3252 33.325 33.3248 33.3246 33.3244 33.3242 33.324 33.3238 33.3236 33.3234????????GPS ????????????GPS ??Hz ?????????????????? 1??Hz??????????????????????????????????????????????認知機能低下、高次脳機能障害者の運転行動解析例???????????????????????????????????????? 利用者の同意事項この運転適性評価調査票は、診断を目的としたものではなく、運転の問題点を発見し、運転適性のさらなる向上を目指すための手助けとして、運転者の方の介護者及び/または家族によって利用されるものです。この調査票は、家庭や地域、医療提供者との外出の中で実施されることが想定されています。フロリダ大学は、この調査票の実施やこの調査票を応用することから生じるすべての直接的・間接的な責任、損失、リスクについて、責任を負いません。運転適性評価票は上記の教育や健康維持のためのものとして提供されていますので、他の目的で使用する場合には、フロリダ大学の公的な許可が必要です。上記以外にも、フロリダ大学が許可するものと記載した内容を除くすべての創作、配布、リバースエンジニアリング(構造、機能、操作の分析をして、装置、データ、システムの技術的な原理を発見しようとすること)は禁止されています。質問やご要望がある場合は、ftds@phhp.ufl.edu にメールを送信してください。30ご家族や親しい方が評価する運転適性評価調査票FTDS 日本版フロリダ大学版 安全運転度のスクリーニング:高齢運転者を見守る方のためにフロリダ大学の研究者によって開発された運転適性評価調査票へようこそ。運転適性評価調査票は、高齢運転者のご家族や親しい方、運転に関わる専門家の方のために、交通事故の危険性の高い運転者を見出すための調査票です。最近3 か月間で、運転者の方に同乗されたことのあるご家族や親しい方は、この調査票を通して、54 の運転技能について、運転者の方が抱える問題点をチェックすることができます。回答を完了すると、運転者の方の得点を見ることができます。そして運転者の方は、「交通事故の危険性の高い運転者」「一般的な運転者」「熟練運転者」のどれか1 つに分類されます。この分類に基づいて、今後の運転についてのアドバイスや情報を得ることができます。利用者の同意事項この運転適性評価調査票は、診断を目的としたものではなく、運転の問題点を発見し、運転適性のさらなる向上を目指すための手助けとして、運転者の方の介護者及び/または家族によって利用されるものです。この調査票は、家庭や地域、医療提供者との外出の中で実施されることが想定されています。フロリダ大学は、この調査票の実施やこの調査票を応用することから生じるすべての直接的・間接的な責任、損失、リスクについて、責任を負いません。運転適性評価票は上記の教育や健康維持のためのものとして提供されていますので、他の目的で使用する場合には、フロリダ大学の公的な許可が必要です。上記以外にも、フロリダ大学が許可するものと記載した内容を除くすべての創作、配布、リバースエンジニアリング(構造、機能、操作の分析をして、装置、データ、システムの技術的な原理を発見しようとすること)は禁止されています。質問やご要望がある場合は、ftds@phhp.ufl.edu にメールを送信してください。FTDS-J ????????????????オリジナル版開発Dr. S Classen, Florida Univ. US.研究助成: 日本損害保険協会自賠責益還元事業H26-28ご家族や身近の方が評価する運転尺度米国で開発のFTDS の日本語版開発利用者の同意事項この運転適性評価調査票は、診断を目的としたものではなく、運転の問題点を発見し、運転適性のさらなる向上を目指すための手助けとして、運転者の方の介護者及び/または家族によって利用されるものです。この調査票は、家庭や地域、医療提供者との外出の中で実施されることが想定されています。フロリダ大学は、この調査票の実施やこの調査票を応用することから生じるすべての直接的・間接的な責任、損失、リスクについて、責任を負いません。運転適性評価票は上記の教育や健康維持のためのものとして提供されていますので、他の目的で使用する場合には、フロリダ大学の公的な許可が必要です。上記以外にも、フロリダ大学が許可するものと記載した内容を除くすべての創作、配布、リバースエンジニアリング(構造、機能、操作の分析をして、装置、データ、システムの技術的な原理を発見しようとすること)は禁止されています。質問やご要望がある場合は、ftds@phhp.ufl.edu にメールを送信してください。─ 44 ─2.活動状況 (4)佐賀県における産学官包括連携協定(通称:6者協定)事業