ブックタイトル佐大_産学・地域連携機構vol_6

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概要

佐大_産学・地域連携機構vol_6

【事業の概要】【事業のあらまし】 認知症の方やそのご家族の支援には、医療、介護、そして地域要因を連携・統合して支援していくことが必要であり、認知症に関する啓発活動、医療から介護への連携、認知症に対する実践的支援、そして認知症の方に関する支援のステムや機器の開発などの、地域ぐるみの体制が必要である。【第Ⅲ期(平成27年度?29年度)の取組】【平成27年度の取組】①高齢世代に関わる機会の多い金融機関の方を対象とし認知症サポーター養成講座を佐賀銀行与賀町支店で銀行員の方、同本店において顧客会である与賀朗会各位の参加を得た。②超高齢社会を担う次世代に認知症の知識と理解が必要であり、早稲田佐賀高校においてサポーター養成講座を行い、高大連携として佐賀大学、そして医学部の紹介を含めて行った。③高齢者の交通事故対策において運転可否判断が必要であるが、数量化の手法が未開発であるため、常時記録型ドライブレコーダでの測定と、データ解析のプログラム開発を行った。【平成28年度の取組】①認知機能低下高齢者の運転行動の数量化のために、注意機能や遂行機能の経時的変化を測定するために必要な繰り返し効果を軽減した神経心理学的検査の開発を行った。②実際の運転行動評価のために有用な実車評価に関して、自動車学校教員による評価の数量化の手法とその報告法について改良を行った。③佐賀県警と共同研究を行い交通事故発生率ワースト1脱却の啓発活動を行っている。④江北町の民生委員を対象として、認知症サポーター養成講座を開講し、そのなかで交通事故防止について解説を行った。⑤上記の活動のとりまとめを行い、その成果についてシンポジウムを開催し、各方面からのシンポジストによる講演によって、情報交換と市民への啓発活動を行った。Ⅳ.地域医療及び福祉の向上事業名:⑭認知症総合サポート事業事業責任者:堀川悦夫(医学部 認知神経心理学分野、附属病院 動作解析移動支援開発センター)図1.実車運転評価の数量化図2.江北町認知症サポーター養成講座医療から介護への連携、地域の特性を生かした介護・福祉機器開発、そして移医療から介護への連携、地域の特性を生かした介護・福祉機器開発、そして移動の─ 43 ─2.活動状況 (4)佐賀県における産学官包括連携協定(通称:6者協定)事業