ブックタイトル佐大_産学・地域連携機構vol_6

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概要

佐大_産学・地域連携機構vol_6

Ⅱ.地域振興及び産業振興事業名:⑨豊かな暮らしに “さがのお茶” 活用事業事業責任者:全学教育機構 五十嵐 勉【事業の概要】 お茶の消費量が減少する中で、県内の茶産業の振興には、茶文化の継承と振興が不可欠である。本事業は、佐賀県における茶産業の振興を、嬉野茶・栄西茶の歴史文化及び茶文化の啓発・普及の側面から支援するものである。【第Ⅲ期(平成27年度~ 29年度)の取組、成果等】 これまで栄西、高遊外売茶翁、嬉野茶の歴史などに関するデジタル・アーカイブの作製、講演会の開催などに取り組んできた。27年度からはNPO法人高遊外売茶翁顕正会と連携し、肥前通仙亭での公開講座「さが面白学」の支援、及び茶文化の振興に関連する肥前通仙亭でのイベント開催との連携事業を実施してきた。平成29年度は、佐賀城下ひなまつりイベントで実施された「抹茶を楽しむイベント:お茶の時間ですよ」の支援を行った。石臼を使って碾茶(てんちゃ)をひき、抹茶のたて方や作法の体験や焼き菓子作りを行った。碾茶は抹茶の原料となる蒸し製緑茶で、嬉野産の碾茶をひく石臼は大人用と、小ぶりで簡単に操作できる子ども用を使用した。菓子はあんこを混ぜ込みイチジクをあしらったパンケーキを焼き、抹茶の作法は裏千家の師範中島宗里さん(伊万里市)の指導で実施した。本事業は、高遊外売茶翁顕正会による自立した事業に発展しており、6者協定事業としては29年度で終了する。【イベントの様子】─ 30 ─2.活動状況 (4)佐賀県における産学官包括連携協定(通称:6者協定)事業