ブックタイトル佐大_産学・地域連携機構vol_6

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概要

佐大_産学・地域連携機構vol_6

Ⅰ.教育・文化・生涯学習及び人材育成事業名:④6次産業化人材育成事業事業責任者:農学部 辻一成【事業の概要】 農学研究科「農業技術経営管理士育成コース」の大学院生と特別の課程「農業技術管理士育成講座」(通称,農業版MOT)の社会人学生が、佐賀大マルシェの企画・管理運営に主体的に携わることを通じて、地域の食・農業関連イベントを主導して企画運営できる能力をもつ6次産業化人材として育成されることを目的に3か年の事業を実施した。 事業期間中に開催した3回のマルシェは、「食と農のハーモニー~さがをMOTたのしくMOTおいしく」を統一テーマとし、各回はそれぞれ以下のことを主要コンセプトとした。本庄キャンパス周辺の居住者に対して本学の「食と農」の研究と教育の一面を発信する(第1回)、農業生産者と消費者との直接のふれあいを演出し農村部への動線づくりに貢献する(第2回)、佐賀市中心部の商店街とのコラボにより街なかの活性化と近辺の買い物弱者の支援を図る(第3回)。【第Ⅲ期(平成27 ~ 29年度)の実施内容】 第1回マルシェ(平成28年3月6日開催)は、農業版MOTを受講した大学院生と社会人学生が「佐賀大学アグリ・マイスターの会」と協力して開催し、本学教養大講堂前を会場に23の出品団体が集った。開催当日は前期日程の合格発表日と重なったため祝いの紅白餅を配布や、「観光業で地方創生―インバウンド3.0の衝撃―」をテーマとした識者(中村好明氏)による講演会を開催し1000人の来場者を得た。 第2回マルシェ(平成28年11月13日開催)は、佐賀大学の学園祭にあわせ、第1回と同様に学内で開催した。高大連携・地域との連携を重視し、高志館高校や佐賀県農業大学校の協力のほか、佐賀市からも開催費用の一部助成を得た。開催時期等の関係で「佐賀アグリ・マイスターの会」会員の出品は前回より減少したが、佐賀県6次産業化支援研修修了2団体や東京農業大学等からの出品を加え計17団体となり、さらに青果物卸売会社職員による疑似通貨を用いた模擬セリ体験を行い子供向けの食農教育にも配慮した結果、3000人の集客となった。 第3回マルシェ(平成29年12月2日開催)は会場を呉服元町の656広場に移して開催した。出品団体は会場スペースの制約のため20団体であったが、県内の農業女子グループ「カチカチ農楽がーる」や伝統野菜による地域おこし団体「有田町伝統野菜振興会」からも出品があった。また地域の伝統芸能「福富太鼓」の公演、佐賀大学学生団体による演舞や歌唱の披露を併せて行った。なお、残念ながら来場者数は把握できていない。─ 21 ─2.活動状況 (4)佐賀県における産学官包括連携協定(通称:6者協定)事業