ブックタイトル佐大_産学・地域連携機構vol_6

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概要

佐大_産学・地域連携機構vol_6

2017年10月4日(水)~6日(金)「アグリビジネス創出フェア2017」に出展しました4)アグリビジネス創出フェア2017 平成29年10月4日(水)~6日(金)の3日間、東京ビッグサイトでアグリビジネス創出フェア2017が開催されました。このイベントは、全国の研究機関や企業の有する農林水産・食品分野などの最新技術や研究成果を紹介する、農林水産省が主催する「技術・交流展示会」です。今年度は開催期間中に38,157人の来場者があり、前年度(37,016人)を上回りました。 今回、本学からは、二つのテーマでの出展がありました。 一つは、大学院工学系研究科の三沢達也助教が「プラズマを利用した殺菌消毒技術で菌やカビを殺菌し、農作物や食品の品質劣化を防ぎます。」とのタイトルで研究成果であるプラズマによる殺菌処理技術を出展しました。この技術は、種子や粉末状の食品材料、かんきつ類などの農産物の殺菌処理に有効で、蒸気殺菌よりも低温での処理が可能、薬品の残存が無く、風味や栄養素の劣化が少ない、細菌の薬剤耐性の発生が無く、乾燥環境下での殺菌処理が可能など、既存の殺菌方法にない特長を持っています。 もう一つは、「機能性成分イヌリンを豊富に含むキクイモを活用した食品、栽培技術、新系統を開発」とのタイトルでの農学部の松本雄一講師によるキクイモの新系統「サンフラワーポテト」の出展です。ブースではサンフラワーポテトの展示、それを原料とした健康茶の試飲を行い血糖値の上昇を抑え、腸を整える効果をアピール、また自治体、企業大学の連携によるキクイモの商品化による健康都市づくりの活動を紹介しました。 会場内の本学出展ブースには、来場者が多数立ち寄り、名刺交換と質疑応答がなされたほか、具体的な課題に対するこの技術の適用可能性や今後の展開について質問される方もありました。今回の出展をきっかけに、新たな産学連携や研究の発展に繋がることが期待されます。出展ブースでの三沢達也助教 サンフラワーポテトの出展ブース風景─ 6 ─2.活動状況 (1)イベント、講演会等