ブックタイトル佐大_産学・地域連携機構vol_5_電子ブック

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佐大_産学・地域連携機構vol_5_電子ブック

○行政保有情報の可視化佐賀県が保有するデータや国等が公開しているデータを有機的に連携し、住民や医療関係者、行政担当者がスムーズに活用できる環境を構築することにより、住民の疾病予防や重症化予防、効率的な医療の提供に役立てるとともに疫学的データ等に基づく施策立案等が図られるような仕組みの構築を目指して、佐賀県総務部統計分析課、健康福祉本部健康増進課と調査研究を行っている。従来のデータ分析は、統計学等の専門家に依頼してあらかじめ選択したいくつかの分析方法を当てはめて行うことが多かった。インターネットサービスの利用ログ等、他の業務を行ったことの副産物として大量のデータが蓄積されている。それらのデータの分析が新たな価値を生み出す高いポテンシャルを有していることに注目が集まっている。ビッグデータ分析などの言葉で総称されるが、そのような大量のデータから新たな価値を見いだすには、従来のようなアプローチは必ずしも最適ではない。いろいろな分析方法を試行錯誤的に当てはめては結果を確認し、有用かどうかの判断を下す。有用性が期待できればさらに深く掘り下げるダッシュボード分析が必要になってくる。佐賀県が保有するデータを用いて、インタラクティブにデータを可視化するツールのプロトタイプを作成した。図8 可視化ツールの画面例(サンプルデータ)─ 42 ─2.活動状況 (5)佐賀県における産学官包括連携協定(通称:6者協定)事業