ブックタイトル佐大_産学・地域連携機構vol_5_電子ブック

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佐大_産学・地域連携機構vol_5_電子ブック

遠隔カンファレンスシステムを用いた研修医手術指導は、第6回「腹腔鏡下幽門側胃切除術(平成28 年4 月26 日)」と第7回「腹腔鏡補助下S 状結腸切除術(平成29 年1 月31日)」の2回実施した。第7回からは、佐賀大学医学部附属病院、佐賀県医療センター好生館、唐津赤十字病院、祐愛会 織田病院(以上 佐賀県内中核医療機関)、及び高邦会 高木病院(福岡県)の5施設に、雪の聖母会 聖マリア病院(福岡県)が加わり6施設となった。本システムによるカンファレンスでは、手術動画を参加者全員で供覧しながら、指導医が動画上にマーキング等を行いながら解説できるが、アノテーション機能は大学の端末からしか行えない。実際に執刀した医師等も直接書き込みができればより活発なディスカッションができると期待されることから、九州大学アジア遠隔医療開発センター、ユニゾンシステムズ社(福岡市)と共同開発を進めプロトタイプが完成した。表2 開発したアノテーション機能付き動画コラボレーションシステムの主な特徴? ブラウザでアクセスするだけでインターネット上の任意の場所から利用できる。? 動画の再生、一時停止、早送り、早戻し等のコントロールを参加者誰もが行え、全員の状態が同期して動作する。? 参加者全員がアノテーション機能を利用でき、複数箇所からの同時書き込みも可能。? 携帯電話回線等、比較的低速のネットワークでも利用できるため、タブレット端末等を用いた操作も可能。図2 遠隔カンファレンスによる手術指導風景─ 36 ─2.活動状況 (5)佐賀県における産学官包括連携協定(通称:6者協定)事業