ブックタイトル佐大_産学・地域連携機構vol_5_電子ブック

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佐大_産学・地域連携機構vol_5_電子ブック

事業名: 地域ICT利活用モデル構築事業事業責任者: 髙﨑 光浩 (佐賀大学医学部附属病院 医療情報部)【事業のあらまし】本事業は、第II 期までは地域ICT利活用モデル構築事業(遠隔医療モデルプロジェクト)として、医療に特化した事業を推進してきた。第III 期からは6者協定全体事業の分野再構成により、「情報化社会の構築」という目標を達成するための事業に位置づけられた。そのことを踏まえ、第II 期まで実施してきた医療分野におけるICT 利活用に関する取り組みとして、医療従事者向けeラーニングシステムによる生涯学習支援の取り組みとして、大学で開催される研修会の地域医療機関への同時中継とeラーニングコンテンツ化、その発展系としての「手術ビデオを用いた遠隔カンファレンス(以下 ビデオカンファレンス)による研修医手術指導におけるコラボレーション機能」の改善及び在宅ネットさがと連携した佐賀県における在宅ケア・医療の推進につながる活動を継続した。eラーニングによる医療従事者学習支援については、糖尿病療養指導公開講座(対象:糖尿病診療に関わる医療従事者 他職種)、佐賀大学東洋医学研究会(対象:医師)、九州耐性菌ネットワーク(対象:検査技師)、佐賀県がん登録研修会(対象:がん診療を行う医師、がん登録実務者、行政担当者)を実施した。特に、佐賀県がん登録研修会については、eラーニングのみならず、通常の集合研修会と併用し、ポータルサイトを開発・運用して総合的にがん登録の質の均てん化を支援する体制が構築できた。ビデオカンファレンスは、消化器外科の能城教授が中心となり、佐賀大学医学部附属病院、佐賀県医療センター好生館、唐津赤十字病院、祐愛会 織田病院(以上 佐賀県内中核医療機関)、及び高邦会 高木病院の5施設で平成26 年9月から開始したが、平成29 年1月より雪の聖母会 聖マリア病院が加わり6施設で行っている。今年度は2回開催し、通算7回となった。現在このカンファレンスに使用しているシステムは手術動画の再生コントロール(再生、一時停止、早送り等)と注目部分にマーキング等を行うアノテーション機能が佐賀大学からしかできない。各施設からの参加者もアノテーション機能が利用できると、より活発なディスカッションができると期待されることから、九州大学アジア遠隔医療開発センター、ユニゾンシステムズ社(福岡市)と共同開発を進め、プロトタイプが完成し、試験運用を行っている。医療分野以外への本事業の展開としては、佐賀県地域交流部 新幹線・地域交通課と連携して、近年増加している外国人観光客向けのgoogle map 等の既存のソーシャルサービスを介して公共交通機関情報の検索・提供を可能にするため、ICT活用交通情報オープンデータ化の検討を行った。さらに佐賀県総務部統計分析課、健康福祉本部健康増進課と協力して蓄積されているデータを各種施策の立案等に有効に活用するためのデータ可視化について協力してサンプルプログラムを作成しながら必要な機能について検討を行っている。Ⅲ.情報化社 会の構築 Ⅲ.情報化社会の構築事業名:⑬地域ICT利活用モデル構築事業事業責任者:医学部附属病院 医療情報部 髙﨑 光浩─ 33 ─2.活動状況 (5)佐賀県における産学官包括連携協定(通称:6者協定)事業