ブックタイトル佐大_産学・地域連携機構vol_5_電子ブック

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佐大_産学・地域連携機構vol_5_電子ブック

Ⅰ.教育・文化・生涯学習及び人材育成事業名:①青年期に向けた性教育の充実事業責任者:教育学部 栗原 淳事業名: 青年期に向けた性教育の充実事業責任者: 教育学部 栗原 淳【事業のあらまし】本事業は、佐賀県における10代の人工妊娠中絶率が全国的に見て憂慮すべき実態であることを受け、その問題改善と、学校教育現場や医療関係機関・組織・団体等で行われている性教育をさらに充実させることを目的としています。性教育の充実のためには学校、地域、関係機関が一体となった取組が重要です。20 歳未満の妊娠中絶率は年度によって違いはあるものの、平成19 年以降やや改善傾向と言えますが、安心できる状況ではありません。今後も関係機関と協働して、教員等指導者研修の推進や、青年期の学生、社会人を対象とした望まない妊娠やSTI(性感染症)の予防・啓発講演会などの継続した取り組みが求められています。【平成28年度佐賀県教育委員会の取組】○ 市町立中学校・県立学校への性に関する指導支援事業(年間)(全市町立中学校、全県立高等学校、全県立特別支援学校での実施)○ 「学校保健総合支援事業」・性に関する指導推進協議会の開催(年2 回)・性に関する指導資料作成を通した中核となる指導者の育成(年5 回)・性の健康教育指導者研修会の開催(H28 年11 月25 日)・性に関する全国研修会等への教職員派遣(H28 年8 月4,5 日大津市)性の健康教育指導者研修会では、全体で380 人程の教員が参加し、大隈良成氏(産婦人科医師)による講演「思春期までの体の発育・発達」、学校長や養護教諭による「性に関する指導の進め方」の講義、さらに野津有司筑波大学教授による演習「ケーススタディを活かした指導方法の工夫」をとおして、学校における性に関する指導の考え方等について具体的に学ぶことができました。【平成28年度その他関係機関の主な取り組み】今年度も(公財)思春期ネットワーク・佐賀との共同開催で、佐賀県教育委員会、県母子保健福祉課・健康増進課、また佐賀県DV 総合対策センター、佐賀県医師会等と連携し、平成28 年6 月25 日(土)、26 日(日)に「第2 回AIDS 文化フォーラムin 佐賀(資料1)」を開催しました。テーマ「エイズを知ろう、エイズで学ぼう」のもと、県内外から性に関わる指導・教育の専門家や教育者による発表プログラムや啓発イベント、展示などアバンセを会場として、延べ656 人の多くの市民や学生たちに参加していただきました。参加者アンケートからも「いろいろなことを学べた」「感動した」「素晴らしかった」などたくさんの共感的、肯定的ご意見を頂くことができました。豊かな関係性を築ける社会の実現に向け、継続して取り組んでいきたいと思います。このフォーラムに関して、平成28 年7 月20 日の佐賀新聞に掲載していただきました。教育・文化・生涯学習及び人材育成─ 17 ─2.活動状況 (5)佐賀県における産学官包括連携協定(通称:6者協定)事業