2019年9月7日(土)「大学の授業を受けてみよう!」という企画で佐賀大学の校舎を使った授業が開催され、佐賀大学附属中学校生が受講しました。
リージョナルイノベーションセンターのURA3名が、それぞれ下記のような授業を行いました。
普段は接することのない中学生のはつらつとしたエネルギーを受けて、URAの皆さんも生き生きと授業を行っていらっしゃいました。
①シニアURA 平山 伸
企業や地域社会が元気になる特許・発明の重要性について
‐価値の創造に向けた基礎学力と技術開発の関係性について
~感想~
『企業や地域社会が元気になる特許・発明の重要性について』という講義の中で、
以下の5項目について説明をしました。
生徒からは、「普段考えなかった発明が企業活動にどのように活かされるか理解できた」
「県内にこういう企業があることを知った」 「県内の研究機関や事業支援機関等の仕組み等を知れて良かった」等、生徒さんにとって新鮮な情報を得る機会となったようです。
①佐賀大学リージョナル・イノベーションセンターと佐賀大学の研究紹介
②大学の研究と産業界での技術開発の関係性について
③研究を産業に結び付けるための特許・発明の役割
④特許・発明を生出すトレーニングと日常の基礎学習の関係性
⑤地域の産業界に必要な人材について
②主任URA 出田光太郎
商品企画を考えよう!-中学生の声から作る新しい文具-
~感想~
2時間の限られた時間の中で、駆け足のグループワークでしたが、グループで協議しながら、みんなで考えてひとつの物を作る難しさと楽しさを体験してもらいました。
授業を受けた感想も、「班で一緒に考えて楽しかった」「ゼロから何かを考えるのが面白かった」「企画することの難しさや人のニーズを考える事、自分の考えをプレゼンする事の面白さがわかった」などが寄せられ、知的好奇心を刺激するいい機会になったと思います。
講師としても充実した楽しい時間でした。
③URA 大野富生
デジタルで音楽を楽しむための基礎知識
~感想~
今回はCDを始めとするデジタル音楽技術について解説し、また、今後CDは生き残るか、ハイレゾはどこまで進化するかというテーマで今後の音楽ビジネスについて学生さん達と一緒に考えるように進めました。日頃、CDからラジオまで様々な方法で楽しんでいる音楽好きの皆さんが受講してくれて、楽しく進めることができました。
技術の解説に際しては、様々な音源を使って試聴しながら進めて行きましたが、学生さんの若くて敏感な耳による感想がとても新鮮でした。特に、リマスタリングされたCDと昔の版とを聞き比べてもらい、評価が半々に分かれたことや、真空管アンプの音を「暖かい」などと評してくれた皆さんが多かったことが興味深かったです。
ハイレゾの進化については、現行のCDの規格が16bitなのに対して、今後40bit以上もあり得ると予想した学生さんもいて、10年後に正解が分かるのが楽しみですね。